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第37回:コンシューマゲームが携帯に負けているわけ
最近はスマートフォンをはじめとした携帯電話のゲームが流行っている。
しかし、その一方で従来のコンシューマゲームは激減、
それどころかメーカーによってはコンシューマを半分以上撤退して
今後スマートフォンに力を注ぐメーカーがどんどん増えている。
なぜこんなことになったのか?今回はその部分について軽く語ります。
・小さいけれど、コンシューマに負けないパワフルマシン
最大の特徴は小さいこと。ポケットにも入る小ささ。
しかし、その中身はほぼパソコンばりの容量と機能を備えている。
インターネットやtwitterもできてしまう!!
記憶容量もパソコン以上とはいかないが、
ゲーム機よりもゲームが入るかもしれない容量。
そのため、ゲームがいくらでも入ってしまうトンデモマシンなのである。
実際、FCやMSX、SFCや64で出たゲームが普通に
移植&リメイクされているのだから。
スマートフォンになるとPSPやDSなどの作品が移植&リメイクできるために
更に幅が広がる。
・製作費、製作時間、人材費が安くすむ
今のゲームは製作費や人材費が膨大な量になっており、
その上製作時間も細かく作りこむために膨大な時間が必要になってしまう。
しかし、携帯のゲームは本体の容量の事情と操作コンソールの少なさゆえに
できることが限られている。だからこそ変にグラフィックに頼ることもなければ、
変に凝ったシステムを入れる必要もない。
そのため、必要な人員も少なく、製作費も軽減。
それで製作期間も1年もかけずにできてしまう。
正直なところ、ゲーム=グラフィックの美しさとボリュームじゃないと思う・・・。
今のコンシューマのクリエイターさんたちはそこを勘違いしている気がする・・・。
良い意味で昔のゲームの良さを分かっているゲーム機のような気がする。
・起動しやすさ、遊びやすさ、手ごろな短さ
近年のコンシューマは起動するのに数分以上の時間がかかる。
これはコンシューマで遊んでいる人全員が思った事であろう。
昔はすぐに起動できてよかった・・・。
携帯では本体起動→メニュー画面から作品名やアイコンをぽちる(押す)だけで
ゲームがすぐに始まる。会社のロゴやタイトルロゴもなく、
ファイルセレクトもないからいきなりゲームが始められる。
どころか、スマホの場合なら中断したところから初められてしまう。
そして操作も簡単、旧携帯なら十字ボタンと1ボタン、
スマホなら直接タッチ操作というスーパーシンプルっぷり。
そして1ゲームもすぐに始められ、すぐに終わる。
今のコンシューマは操作するためのボタンが多すぎるため、
遊ぶのに苦労するかもしれない。
そして1プレイがさほど長くはない。その要因はスタミナなどの
システムで長い時間遊べないようになっているから。
遊ぶうえで必要なスタミナは一度使うと回復にはしばらく時間が必要となる。
スタミナがないとゲームができないのだ。
だからこそちょうどいいタイミングで終わることができる。
そして従来のゲームの場合はやめた時点の情報が記録されたり、
いつでもセーブできたりできるので安心してやめることができる。一応セーブは必要だが。
・少ないけれど儲かるから!!
そしてここがポイント。基本的にこういったゲームは無料である事が多い。
しかし、その代わりゲーム内で使用する機能を活かしたり、
パワーアップや遊びが便利になるようなアイテムはすべて有料となっている。
でもその値段も1つ100円~500円程度。ただし、塵も積もれば山となる・・・。
一方で無料じゃないゲームもコンシューマのゲームの半額以上の破格の値段。
だいたい85円~3000円か。ずいぶんと安いです。
そりゃ手軽で儲かりますわ。