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このブログは雑記ではありません。 管理人進葉マリスの所持するゲームの簡単な感想を述べるコーナーです。
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第52回:上辺(初週)&ゲーム(累計) 進葉マリス、悪魔の計画

(今回は終盤過激な発言があります)

少し前の事、『ベヨネッタ2』発売直後、
twitterで本作のスーパーバイザーである神谷秀樹さんに絡んできた人がいた。
その人はあまりにも幼稚で独善的で、極悪。発言につじつまも合わず、
自分の考えを押し付け、周りの意見は全無視どころか逆らうやつは処分するレベル。
XBOXは無視、数字すなわち売り上げこそすべてという。
任天堂好きといいながら任天堂関連全てバッシング。しまいには死者すらも
利用して話をするというまさに「悪魔」と呼ぶにふさわしい人だった。
結果として矛盾を指摘され続けついに逃げ出した。

・・・だが、この人の発言の中に一つ引っかかるものがあった。
というか、この話の根本的な部分で更に厄介なことにこれはこの人に限らず、
今のゲーム以外の商売関係者や「ゲハ」の大半がその思考である事である。
それは初週の売り上げだけで全てを決める」というもの。
これだ、私が不思議に思ったことは。今回はこの「売り上げ」についての
疑問について話したいと思う。

そもそもなぜ彼らは初週の売り上げという物にこだわるのか?
答えは早く結果を出して、次に活かしたいから、要はただ早ければいいのだ。
今会社の上層部はその初週だけですべてを決めて、成功と失敗を決めたり、
今後の出荷本数などを決めたりするようだ。
それが原因か最近ゲーム販売業者や出版業者は物を買うときは予約して買ってほしいと
やたら推してくるようになった。無論、出荷本数と初週の結果にかかわるからだ。

・・・だがこの思考、大きな落とし穴がある。
それは「買えない、買わない」人たちの事。
ゲームに限らず今世に出回っている商品は必ずしも初週に買うわけではないからだ。
そういう人は様々な事情で買わない、もしくは「買えない」のだ。
当たり前の話ではあるが商品というのはお金がないと買えない。
無論すべての人間がお金を持っているわけではない。
特に今の不景気の影響&日本の物価、一人暮らし、
若者にはそんなお金などあるわけがない。
彼らの目線にはそういった事情の人の事が見えていないのだろう。
買わない人はまだ対象に興味を持っていない、知らない、
警戒を抱いているなど様々な事情があるはず。

そしてもう一つ。それは「累計売上」の事。
これも当たり前の話だが、先ほどの買わない、買えない人たちが買うとしたら
「いつ」買うのだろうかという事。それはもちろん初週「以降」に決まっているだろう。
そうした初週以降に売れたゲームの数字は初週の売り上げに加わっていく。
その加わって出た数字こそが「累計売上」。ゲームが売れるのは初週だけではない!!
ゲーム売上ランキングを見ると初週以外のタイトルが
まだランキングに載っているではないか。それはまだ売れている証拠。
本当に売れないものはランキングに名前すら消えているだろう。
それにランキング外に行ってもじわじわ売れている物や口コミなどで
少しずつまた売れ始める物だってある。そういう数字が大きくなって、
気が付けば売り上げは1ケタから10万へ、10万が50万、
そしてゲームによってはいつしか・・・・・・100万本へ。これは快挙である。
これは実際にあるのだから。例えば今大ブレイクしている『妖怪ウォッチ』
まさにこのケースに当てはまるのである。最初は全然売れなかった。
だが、口コミや宣伝方法などで100万を達成、大ヒット作品になったのだ。
そしていつも影に隠れていたあのルイージだってそうだ。
『ルイージマンション2』も時間をかけて100万本を達成し
岩田社長から(妙な感情の込もった)称賛の言葉を贈られているし、
来年夏にはついにアーケードデビューである!!

さて、突然だけどここで筆者の経験談を。
なんでも初週で決めたがる人にとっては最低な話なのでしょう。
私は『アーシャのアトリエplus』というゲームを買った。
だが、問題はこれを買った「時期」。
このゲームの発売日は今年の3月27日だが筆者が買ったのは今年の10月上旬
なぜこんなにズレたのか?答えは発売当時まだ興味がなかったから。
続編である『エスカ&ロジーのアトリエ』のテレビアニメ(今年の夏ごろ放送)を見て、
その放送中に発売日に買っておきながら
遊んでいなかった『エスカ&ロジーのアトリエ』をクリア。
更にその二つの影響でその続編の『シャリーのアトリエ』を購入、そしてクリア。
先2作を遊んでいながらまだ1作目を遊んでいなかったので買って遊んでしまおうと思い、
そして購入に至る。・・・果たして、初週で決めている人から見れば
私のような買い方をする人はどう映るのか?
ゲームを買う理由は人それぞれ。その理由と初週に買われるかは完全に別物である。

そして先ほどの人の話の続きでこの人はゲームを買って「貢献している」といっていた。
だが、普通ゲームを買うのに「貢献する」という理由で買う人はいるだろうか?
普通貢献というのは後ろからついてくるもので、
貢献するために
物を買う事ではないと思うのですが。
それはただ「買ってあげてる」だけであって、「欲しいから買う」ではない気がする。
それはきっとゲームそのものには興味はないでしょう。
ゲームは面白そうだから、遊びたいから買うのであって、
「貢献するため」には買わないと思うけどなぁ。
(ちなみにこの人、今年その時までに買ったゲームは10本強。
すまん、私の方が上だ。自分でも知らないうちにね)

昔からゲームなどを世に提供している人はおそらく
面白いゲームを作ってそれで遊んで喜んでくれればその結果が利益になったはずなのです。
それが今ただ金が欲しいだけにそういうことをしているような気がする。
つまらないゲームが売れた話は聞かない。
現に去年の『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』は
初週だけは売れてそれ以降は全く売れませんでした。なぜか?
ゲーム内容そのものが最悪だったから。そういったゲームは他にもある。
これじゃ初週だけの結果で全てを見てもあとの累計にだけは大敗北するでしょうね。
下手すれば初週で売れなかったゲームにすら劣る結果になるでしょうね。
きっとそういうゲームはつまらないものもあるけど
面白い隠れた名作である可能性だってあるのだから。
「初週」なんてそんなもの。物を売る人たちはその事に気がついてほしい。



初週で全てを決めてるような人へ私から素晴らしく天才的なアドバイスを送ろう。
それはゲームに消費期限をつければいい。期限は1週間。
1週間で売れなかったらそのゲームは捨ててしまえばいい。
消費者だって1週間で消えてしまうんだから急いで買わないと。
売り切れたらそれまで、もう製造されない。DL配信も1週間まで。
これなら上層部も満足だろうし、必要最低限の費用でノルマを果たせるわけだ。
話題だって十分、2週目以降の売り上げなんてゴミに等しいからな。
売れ残りでお金にもならない、話題にもならないのだろう?
「ゲハ」も販売業者もこれで満足でしょう?でしょう?
初週がすべてならこれが最高にして最強のアイディアかと。

あともうひとつ。パッケージにゲームじゃなくて
石ころやら紙屑入れて売ればいい。売り上げで全てを語るなら
それだけで十分でしょう。ゲームなんておまけで語る価値もないゴミなんでしょう?
数字がすべてならゲーム本編なんておまけはいらんでしょう。
漫画だってカバーだけつけて中身はぜーんぶ白紙にしてしまえばいい。もはや自由帳。
円盤(CD、DVDなど)も空っぽにしてしまえばいい。
それなら売り上げで話題になるし最高じゃないですか。わし天才!!

 

 

 

 

 

当然お店からは商品は消滅して棚はガラガラ、その週の商品と中古品だけが残り、
店は必然的に規模を縮小しなければならない。1週間でしか買えないのだから
お金がない人たちは中古品をあさるしかなく、必然的に離れ、お金のある限られた人たち、
それもゲームや漫画などに興味のない人たちの娯楽と化するでしょうね・・・。
もちろん本来の漫画やゲームなどの価値は0に等しくなる。
ただゲームで遊び、漫画やアニメ、CDで楽しみたいだけだったのに・・・。

・・・これ、あなたたちの望んでいる世界ですよ?

 

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進葉マリス
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自己紹介:
このブログの管理人。
あくとうポケモン
タイプ:あく・ゴースト
特性:スロースタートor神出鬼没
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