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ゴーストトリック
メーカー:カプコン
2010年6月19日発売
ジャンル:アドベンチャー
垂直移動な魂
『逆転裁判』スタッフが贈る新感覚アドベンチャー。
主人公が目を覚ましたとき、暗闇の中に2人の人影が。
一人は殺し屋の男、一人は若い女性刑事。どちらも覚えはない。
女性の方は殺し屋に今殺されようとしていた。だが、主人公には止める術がなかった。
なぜなら・・・主人公はもう既に死んでいたからだ。
既に死んでいた主人公シセルは魂となり、物に取り付きながら謎をといていくというもの。
取り付けるのは「物」だけで傘やケース、ランプなどの動かせるもののみ動かすことができる。
移動の際は物から物へ取りつきながらでしか移動できない。中には物を動かすことによって
自分の取りついている物を別の位置へ動かすことができる。
本編は何を目的に動いているのか?基本的に本編では誰かが死に、
3分前に戻ってその人が死なないように仕掛けを動かしたり、電話線を使って他の場所へ行く、
情報を調べるために建物内を調べるといったこととなる。
物に取りついて仕掛けを動かしたりすることで人の死を防いだり、
相手を誘ったり妨害させたり、新しい道を作るなど様々。
なお、ストーリー後半、主人公シセルとは別にもう一つの魂が出現する。
こちらはシセルよりも長距離移動でき、物を動かす事ができない代わりに
同じ形の物を大小関係なく交換できるというもの。
本作はストーリーの作りが非常に上手い。ストーリー中、様々な伏線が張り巡らされており、
それらの伏線は全て最終的に回収されるように作られている。
「なぜ主人公は○○できないのか?」「「とある設定」に矛盾が存在する」
「黒猫の正体は?」「なぜ牢獄にいる二人組が知らないはずの警察の機密を知っていたのか」など
これらの謎は全て本編中にちゃんと解けるようになっているから凄いものである。
そういう意味ではよくできたシナリオだと思う。
また、キャラもネーミングセンスこそあれだが、どれも印象に残るキャラばかりである。
チワワのミサイルに独自的なステップで現れ、刑事とは思えない姿をしているジョード刑事、
真面目だが色々ズレてる先輩監視官と普段はふざけているけどまともな後輩監視官など
実に個性的である。
簡単に遊べるうえに複雑さもない実にシンプルでよくできたアドベンチャーゲーム。
現在はDS以外の機種、主に携帯関連(ipodなど)でも遊べるのでぜひ遊んでほしいゲーム。