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テイルズオブデスティニー2
メーカー:ナムコ
PS2版:2002年11月28日発売
PSP版:2007年2月15日発売
ジャンル:RPG(運命を解き放つRPG)
英雄暴走少年、スケベ、仮面のストーカー、聖女、関節技のマスター、変人科学者・・・。
『テイルズオブデスティニー』から18年後の世界を描いた作品、
かつてのスタンとルーティの息子、カイルが主人公となる。
本作は『テイルズオブファンタジア』以来の時を超えた物語で、
現代、未来、改変された現代、戦争時代、18年前と様々な時代を旅していくことになる。
無論フィールドも時代ごとによって異なる。
もっとも、現代以外フィールド全てを移動することはできないが・・・。
本作はシリーズ初のPS2向けタイトルで技術力の向上により、
今まで以上にマップが細かく描かれている。
特に家に関してはトイレや風呂まで作りこまれている家もあるほどである。
また、フィールドが3Dグラフィックとなっている。
そして前作『テイルズオブエターニア』以上にボイス量も増えた。
無論戦闘も向上しており、キャラの動きがクッキリし、
同時に背景やマップ、キャラのデザインも更に細かく描かれている。
本作の戦闘はトラスト&タクティカル リニアモーションバトルシステムとなっており、
最大の特徴として「SP(スピリッツポイント)」と呼ばれるシステムを追加された。
これは戦闘時アイテムや魔法以外の行動をするときに消費するポイントで
ポイントが0になると攻撃が出くなくなるどころかダメージを受けることもある。
このSPのバランスを考えながら戦闘をする必要がある。
ただ連続で攻撃すればいいというわけでもなく、
そして防御やステップ移動を何度もすればいいわけではない。
ただ、なぜ敵の背後に回るとSPが半減するのか気になる・・・。
また本作からGRADEと呼ばれる戦闘評価システムが加わった。
戦闘で行った行動次第でポイントが入る。いかにアイテムを使わず、
いかに戦闘不能にならず、攻撃をいかにつなげるかといった行動で評価が増減する。
ただ本作が初登場だっただけに
このGRADE評価はかなり厳しく、なかなか入手できない・・・。
なおこのポイントはクリア後、ポイントを使って
2週目プレイを有利(もしくは意図的に不利)になる要素が手に入る。
(HP増減、レベル&お金引継ぎなど)
ちなみに戦闘中、PS2になった恩恵でカメラのズーム&アップが作用し、
戦闘の演出をさらに盛り上げる。
そしてシリーズ恒例のチャットもスクリーンチャットと呼ばれる
従来の顔だけの表記ではなく、ほぼ全身まで描いたキャラクター達による会話になった。
更にその会話数も膨大な量となっている。
また進行に困ったときにもらえるヒントも前作以上になった。
ただし、これが原因で街の外に出られないことも・・・。
ストーリーは前作や本編自体に矛盾があるなど決して出来は良くはない。
ただ、キャラクターに関してはかなり印象に残る。
前作『テイルズオブデスティニー』を遊んだ人にとっては見覚えのあるジューダス、
シリーズ一人気のある悪役、バルバトスが登場した。
このバルバトス、CVがあの若本紀夫さんである事もあり、声と台詞にインパクトがある。
それだけでなく、戦闘時の強さと戦法も異様で非常に強力な攻撃に加えて、
背後に立つかアイテムや術を使おうとすると
「術に頼る雑魚どもが!!」
「アイテムなんぞ使ってんじゃねぇ!!」
「俺の背後に立つんじゃねぇ!!」などといって
強力なカウンター攻撃をしかけてくる!!ついでにいうと「術に頼る雑魚」というが、
本人も術を使ってくるため、これ以上に理不尽な話はない。
おまけに3回(PSP版では5回)も戦うことになるという恐怖の存在である。
シリーズとして高難易度かつ強敵バルバトスの登場する作品。
そして同時にPS2の機能を存分に生かした作品でもある。
シリーズの中で最も歯ごたえがあります!!
なお、PSP版ではアイテム&敵の追加、
隠しダンジョン、アクアラビリンスにおいてバルバトス追加戦、
新規秘奥技カットが追加されている。