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テイルズオブレジェンディア
メーカー:ナムコ
2005年:8月25日発売
ジャンル:RPG(絆が伝説を紡ぎだすRPG)
二人のヒロインに殺されかかるほどの女難の相
テイルズオブシリーズの中で他のシリーズとは明らかに違う異色の強いテイルズシリーズがある。
それがこのテイルズオブレジェンディア。それもそのはず、製作チームは実は
本家テイルズスタジオではないから。実際に製作しているのは「チームメルフェス」と呼ばれる、
ナムコ内の鉄拳やソウルシリーズなどを手がけたチームが製作している。
ちなみにプロデューサーはTOE以前の人が担当。
音楽もいつもの桜庭統氏ではなく、ミスタードリラーでおなじみの椎名豪氏が手がけている。
そのためか、オーケストラ系の曲が多い。先日の「PRESS START 09」でも演奏されたほど。
中には新日本フィルハーモニー交響楽団が演奏する曲まで・・・!!
他にも歌が複数入っていたり・・・。その上、音楽製作環境が本家よりも優れているのか、
本家よりも多彩で美しい音楽が多い。
そしてキャラクターデザインも今までの藤島先生やいのまた先生ではなく、
アニメーターの中澤一登氏になっている。明日のナージャやサムライ・チャンプルー、
FF:Uのキャラデザを担当した人といえば分かるはず。
特に一部のキャラがこれらのキャラにも見えるというか・・・。
というか、キャストの一部がその作品(前者二つ)に出演した人が・・・。
他にもシステムもいつもと大きく異なり、次にようになっている。
・戦闘システム「クロスオーバーリムス」は2.5D視点で戦う。
近年の複雑なシステムが一切なく、1作目「テイルズオブファンタジア」に
近い戦闘スタイルになっている。
また、パッシングスルーで後ろに回り込んだり、全体的に格闘ゲームっぽさがある。
・料理システムは料理ではなく、パンになっている。
捨てられない&特定の場所でしか作れない分、効果といくらでも食べられるという利点がある。
・今まであったシステムの大半が使用不可(複数プレイ、名前変更、戦闘中のキャラ変更、
秘奥義が一切不可能)
・術を覚えるには敵を倒した後に出るスカルプチャと呼ばれる
エネルギー体を集めないといけない
・シリーズ初の2部構成(メインシナリオ、キャラクタークエスト)
たしかに違う・・・。
今回のメインパーティはシリーズで一二を争うほど仲が良い。というか、まるで家族のよう。
仲間があだ名で呼んだり、ノーマのコミカルさ&モーゼスのはじけた性格、
ウィルの親父(父親)っぷりや冷静なツッコミ役(?)ジェイなど、どのキャラも皆個性的。
また、ストーリーがシリーズで一番完成度が高い。涙物のイベントも多く用意されている。
ただ、クロエ編だけは・・・
異質すぎるためか本家から相当嫌われている本作。一方でシステム面も良くも悪くも
退化しているが、複雑さを求めていない人にとってはこれ以上にないゲームです。
・・・このチームの作る新テイルズでないかな?(遊んでみたい)
しかし、先ほどの嫌われていると言うことが分かるような証拠として、
今だ外伝系で本作からのキャラがセネルとクロエ以外、誰も出たことがない・・・。
特に本来メインヒロインであるはずのシャーリィは嫌われやすいキャラでもあるせいか、
その影響を受けたのか、ヒロインなのに他のシリーズに一度も出たことがないという
公式としてはあるまじき冷遇っぷり・・・。
最近出た「テイルズオブバーサス」ではとうとう名前すら呼んでもらえなくなるほど・・・(最低・・・)。
余談ですが、主人公セネルの声を当てているのが鈴村健一さん。
そして登場人物にステラという女性キャラが。
・・・そしてセネルがその声でステラの名を呼ぶ。このシチュエーション、どこかで見たような・・・。
(念のためいっておきますが、その某アニメが放送された年に本作は発売されたが、
レコーディング自体は発売された昨年に既に終わっているので実は関係ない)