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このブログは雑記ではありません。 管理人進葉マリスの所持するゲームの簡単な感想を述べるコーナーです。
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第28回:脱・殺戮主人公

とあるアクションゲームで敵を倒すと、その倒れた敵が突然土に還り、その場から魂が出る。
とあるアクションRPGなどでは敵モンスターを倒すと破裂したり骨になって崩れる魔物がいる。
そしてRPGシリーズでは主人公が誰彼かまわず魔物だろうが、
人間だろうが問答無用で殺害する。最悪の場合、戦闘なしで悪人を殺す輩もいる。
・・・はたして、こう明確に敵を「殺す」描写を描いていいものだろうか?

筆者ははっきり言って「死ぬ」という表現自体が大嫌いである。
ストーリー演出や物語そのもには必要なものであるのは間違いないが、
こうやって自分の手で明確に敵を「殺す」描写を入れるのは好きではない。
これが狩りゲームや戦争ゲーム、ゾンビゲームとかならまだ許せる。
そもそも相手を殺すことが目的なんだし。
でもそれ以前にそもそも、「敵を殺す」ことが正しいことなのか?
ストーリー上、「敵を殺す」というのは「悪を殺す」という意味合いなのだろうか?

だとしたら非常に愚かな考えだと思う。
敵が侵略のために罪のない民間人を殺すの同じで主人公たちもまた
いくら相手に罪があるとはいえ、敵を殺しているのでは
やっていることは相手と一緒になってしまう。
ついでにいうと問答無用で魔物を殺しているのも。
その魔物が端から人を殺す生き物だけだとは限りませんよ・・・?
(身を守るために対抗しているだけかもしれない)

だけど、ゲームに置いて「敵を倒す」のは一つの醍醐味である以上、
絶対に省いてはならない。それではゲームはつまらない。障害を乗り越えてこそゲームだ。
・・・ここで私は「倒す」と言った。そう、「殺す」のではなく「倒す」
要は死を意識せず、そして明確に死を描かずに「敵を倒す」ようにすればいいだけのこと。

では、「死」を避けるように描くにはどうすればいいのか?
簡単に言ってしまうと敵が画面外から消えるかふっとぶか消えるとかでいい。
その間に倒れる描写はあってもいい。
(けれど、死んだと明確に分かってしまうような倒れ方、もしくは台詞はNG)
上記のゲームの場合、画面上から「消えただけ」で死んだかどうかわからないからだ。
実際『ドラゴンクエスト』シリーズでは倒したとはいえ、
その後起き上がって仲間になりたがったり、何かイベントが起きるケースがあるからだ。
つまり、主人公たちはモンスターを殺したわけではないのだ。
(ただ一方で一部のRPGで戦闘画面ではなくフィールド上で
相手が消える「死」の描写があるが・・・)
要は死をぼやかせばいいのだ。それなら死んだかどうかなんてわからない。
後で死ぬ描写を入れてしまったら元も子もないが・・・。

そしてもう一方でRPG系における人殺しに関しても。
何も、ストーリーの展開上無理に殺す必要はないのでは?
こちらは戦闘で撃破と同時にそのまま死ぬケースというのは意外にも少ない。
(昔は多かったが・・・)
大抵戦闘後イベントが起きて死ぬ。が、逆に言えばこの状態から
敵が逃げるなり事故に巻き込まれて死ぬなりすれば変に殺さずともよくなる。
実際『テイルズオブリバース』でのアニー戦では
アニーの周りに男性の敵がいるのだが戦闘後いつの間にかいなくなっているが、
アニー加入後のスキット(会話)で「(彼らは)逃げ出した」という会話が訊ける。

このテーマの中で面白い設定だなぁと思ったゲームがある。
それは『ルーンファクトリー』シリーズ。
このシリーズは主人公は敵モンスターと戦うことになる。
が、このモンスターを倒すとはいえ、倒したモンスターは死ぬのではなく、
「はじまりの森」と呼ばれる異世界へ還るだけなのだそうだ。
実際敵を倒すと敵は光の球となり、天へワープするように飛んでいく。
また、設定では主人公たちの武器や農具には転移の魔力が込められているのだとか。
他にも『ぽかぽかアイルー村』では本家『モンスターハンター』では
殺害するケースが多かったモンスターたちも本作では殺さず、素材を「お借り」するだけであって、
殺害はしないようにしている。
いずれも遊ぶ層を意識したものだと思われるが、正直なところ層を意識する必要はないと思う。
むしろ、敵を「殺す」ことで喜びを得る方がおかしいと思う。
(だから人は「自分にとって有害な者」=「悪」は誰彼かまわず不幸を願い、
死を望む人格になっちゃうんじゃないですか?)

正直ほとんど個人の想いだけで今回のコラムを書いたようなものですが、
やはり戦争でもないのに登場人物をこの手で「殺す」というのはあまり気分がよくないもの。
できればあまりプレイヤーに人を殺させる描写事態を描いてほしくないのが本音です・・・。
(もちろん殺すことが目的のゲームは別ですが・・・)

だからといって、倒す描写はおろか、変に「生きてますよ」アピールやストーリー上でも
死から逃れるために無理やり人を生きていました&生き返りましたはアレですが・・・。

『スーパーマリオ3Dランド』ではシリーズ通してクッパを殺さないように描いているとはいえ、
EDで先ほど倒したはずのクッパが「元気な姿」で「嬉しそうに」
生きてますアピール
された時にはがっかりしました・・・。
他のシリーズじゃ気絶している&ボロボロ状態であることが多かったのに・・・。

なお、ラストボスも大抵問答無用で「殺される」運命にあるが、
実はそうではない奇跡的なゲームもいくつがある。

それに関しては後日コラムにて紹介予定。

(ちなみに『星のカービィ』シリーズでは明らかに死んでもおかしくないような方法で
敵が倒されていくが、実は裏設定にトンデモないものが。
倒された敵はその後何事もなかったように雑草のごとく復活しているのだとか・・・。
出展:「星のカービィ プププ大全」より)

 

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自己紹介:
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