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このブログは雑記ではありません。 管理人進葉マリスの所持するゲームの簡単な感想を述べるコーナーです。
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第41回:高画質と高機能、客は本当にそれを求めているのか?

近年ゲーム業界のタイトルはどんどん減っている。その最大の要因は製作費高騰にある。
その理由はグラフィックのHD化、膨大なまでに広いマップ、システムの細かい情報量、
ムービーやキャラボイスなど。
しかし、ゲームを遊ぶうえでそんなものは必要あるのでしょうか?
今回はその問題について筆者なりに考えてみます。

・綺麗だから何?細かいから何?
最近のゲームはHD化とやらで美しい画面が見られるようになり、
キャラのデザインもスッキリはっきり分かるように描かれ、
更には技術の向上により、まつ毛から皮膚のゴツゴツ感、
乳首まで描けるようになっている。更に背景も草木や窓やレンガ、
汚れまで再現してしまうぐらいリアルになった。
・・・・・・・・・・・で、それでゲームが面白くなるんですか?
乳首を攻撃すると敵の動きが止まるとか、まつ毛引っこ抜くと敵の命中率下がるんですか?
レンガを線に沿って指を動かすと仕掛けが動くんですか?
草何本かむしるとクエストクリアできるんですか?
そしてそれが全部できるゲーム作れますか?そしてそれは本当に面白い?
ぶっちゃけた話、何も変わらないし、完全にそんな細かい要素は蛇足な気がする。
美しいものだって何度も見続けていれば飽きられます。
それがどんなものであれ、家に置いたりなんかしたらなおさら。
これ以上の向上のしようもないし。
というか、これ以上ないものをこれ以上上げても何も生まれないと思うのですが。
これはPS2になった時点で予測できた事では?
そんな細かさや美しさなどはっきり言って、無駄な作業かと。


・多すぎる物、大きすぎる物は誰もついていけない
最近のゲームはどんどんゲームボリュームが増える物ばかり。
クリアするのに30~50時間は軽くかかるのが当たり前なぐらいに。
クリアするのに何日何時間かかると思ってるんだ。
そしてそれに加えて膨大なキャラクター数や
膨大なシナリオ&ルート数、アイテムの種類の多さにトロフィー&実績の多さ。
これも必要なのだろうか・・・?近年人は多趣味になったためか1本のゲームに
何十時間もかける人はほとんどいなくなりました。
スマホに客を持って行かれてるけど、要因はこれにもあると思いますよ。
だってスマホのゲームは遊ぶのにそんな1時間以上もかからないし。
すぐに遊べてすぐに終わる。今のコンシューマゲームとは真逆ですよ。
FCやSFCのゲームだって1日で終わるし、RPGでも3、4日で終われたのに。
ついでにゲーム起動&遊び始めるのに2分もかからない。

更にボタンや覚えることも多すぎて遊ぶ側は混乱しかねないと思う。
最近はシステムすら覚えることが多くなってしまった気がする。
確かにゲームは新しいアイディアを考えるのが難しい世界ではあるが・・・。


・キャラボイスとムービー、本当に必要?
少し前からムービーがゲーム中に入るようになった。
・・・だが、そのムービーのせいで遊ぶ気がそがれたり、
最悪ゲームの半分以上がムービーなんてことも。
昔はムービーなんてなかったし、むしろイベントシーン並の物で済んだ。
確かにムービーは見ていてすごいと思うことは多いし、否定はしない。
だが、それも多すぎれば毒にしかならない。そしてそもそもこれを
「映画」かなにかと間違えていないか?
これは「ゲーム」である。映画にゲーム要素をつぎ込んでも
面白くなるわけがないし、逆もまたしかり。
実際そういう事をして大失敗しているゲームが事実あるのだから。
これはQTE(クイックタイムイベント)にもいえる。
ムービー中に無理やりゲームをさせるようなシステム。
1、2個ぐらいなら許すけど、最近は多すぎる・・・。
あと失敗するとゲームに悪影響ばかりおこすのも・・・。
本当に良いQTEは失敗してもデメリットがないものだと思う・・・。
『ダイナマイト刑事』だってそうだし。

そして今では当たり前のようにキャラボイスが搭載されるようになったけど、
これも本当に必要かな・・・。なにも全部フルボイスにする必要はないと思う・・・。
ひとつひとつのセリフ全部がフルボイス。普通の会話すらもフルボイス。
むしろ声など無視してすっ飛ばした方がいいぐらいなのに、最悪の場合カット不可能。
個人的にフルボイスはゲームの進行に影響しないぐらいでいいと思う・・・。
 「第27回:ゲームとストーリー」で触れたゲーム中に実況するように
会話が入るのならいいけど。

両方が融合した結果、プレイヤーからすれば
「勝手にゲームが進んで勝手に会話が始まって、俺たちには何もさせてもらえない」
という事になる。これじゃただの映画だ。
そして「ムービー中に突然ここをああしろと言われる」(QTE)という。これじゃだめだ。


・話はズレるけど、萌えアニメの実態は?
完全に話がそれてるけど、関連性はあるので一応。
今や深夜アニメでよく見かける可愛らしい女の子と絵柄、パンチラに巨乳といったHな演出、
都合のいいストーリーや声など露骨なまでに「萌え」を狙ったような作品。
しかし、この手のアニメと都合のよくない&バランスのとれている萌え系でないアニメ、
果たして前者は後者に比べて視聴者的にはどう目に映るでしょうか?
twitterやpixivなどを見ていて思うけど、基本この手の作品は
まず話題に出ることはありません。

なぜか?簡単だ、誰も見てないからだ。例えその作品がいかに面白くてもだ。
どれだけ良作でもだ。おそらく、視聴者はそんな作品など本当は求めてはいないのだ。

実際問題、そのアニメが放送されている時期に大抵話題に上がるのは
それっぽく見えて実はそうそう甘くないものばかりである。
例えば『キルラキル』は確かにHな衣装と女の子がメインのアニメだが、
肝心の絵柄は可愛くないし、キャラは中身&外見&男女ともに
暑いぐらいに濃い連中ばかり。そしてどこか古臭い。
だがそれでも話題になっているのは内容が面白いから話題になっているのだ。
展開の暑さと王道&邪道の両方を突き進んでいるからだ。
『タイガー&バニー』だってそうだ。萌え系アニメにいるような
可愛いキャラなんて一人もいない。
むしろ暑苦しいぐらい男率高めでしかもヒーロー物ときた。
しかし、これが見事に話題になっている上に評価も高い。
『魔法少女まどか☆マギカ』は外見と序盤は確かにいわゆる「萌え」系に見えるが
3話以降でその醜い邪悪な正体を現した。
一応不気味な姿をした「魔女」という伏線はあったが。
これはそんな「萌え」を逆手に取った真面目な作品だったのだから。
ハーレム物にもあった恋も失敗し、挙句に魔女化して死んでしまい、
葬式まで挙げられた美樹さやかなんてまさにその象徴。
これが現実だ。エロス?女の子?かわいい?
そんなもの本当は誰も望んでいなかったってことですよ。
これをゲーム業界に置き換えればおのずと話題の関連性だってあるし、
先ほどの話題とつなげてみれば答えはわかるだろう。
本当の意味で「成功している」作品は「誰にも求められていない作品」ではないのだ。
美形でグロくて、バカみたいなボリュームに、しかも萌え系とかそんなのが蔓延していたら
今頃誰もゲームもアニメも見ていないでしょう。


結論:誰も求めていない物をクリエイターが勝手に自己満足で世に出しているからだ。
これはゲームに限らず、昨今のテレビ番組にも言えるかも。
あと偏った思考の客(例:ゲハ、信者)が無意味な対抗心で他ユーザーを煽っている一方で、
間接的にクリエイターを煽っているのも要因かもしれない。
グラフィックはこっちの方が上だの劣化版だの聞かされて・・・。
煽られておかしなことをしているクリエイターも相当問題だが。

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進葉マリス
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男性
趣味:
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自己紹介:
このブログの管理人。
あくとうポケモン
タイプ:あく・ゴースト
特性:スロースタートor神出鬼没
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